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2019.10.31スタッフブログ

今月のお薦めの1枚:ジャズ・器楽編~ “Steve Gadd and Friends Live at Voce”

今月のお薦めの1枚~ジャズ・器楽編は、現在、最も世界的に著名で人気の有るジャズ・ドラマーの一人と称され、74歳の今でも世界中をツアーし、第一線で活動をしているスティ―ブ・ガッドが、半世紀以上にも渡る演奏活動の中で発表して来た数多くのアルバムから、代表作の一つで、2010年に発表した「スティーブ・ガッド & フレンズ ライヴ・アット ボスSteve Gadd and Friends Live at Voce)」を選びご紹介したいと思います。

スティ―ブ・ガッドは、1945年にニューヨーク州ローチェスター市で生まれました。軍楽隊でドラムを演奏していた叔父の影響で、7歳よりドラムのレッスンを受けるようになり、その後は地元ロチェスターの名門イーストマン音楽学校に進学し、クラシックの打楽器奏法を学びました。卒業後はアメリカ陸軍の軍楽隊に3年所属していましたが、そのかたわら 様々なジャズ・クラブで、ジャズ・ピアニスト チック・コリア、ジャズ:トランペット奏者チャック・マンジョーネ、ヴィブラフォン奏者マイク・マイニエリら、当時既に名声を博していたジャズ・アーティスト達とのセッションを重ねて徐々に実力と名声を上げていきました。そして1972年には、同世代のジャズ・ベース奏者トニー・レヴィンらとトリオを結成し、ニューヨークに進出します。

ニューヨークではそのトリオでの演奏を中心に活動していましたが、トリオ解散後はそのままニューヨークで、スタジオ・ミュージシャンとしての活動を開始。その後、間もなく、同じく実力派スタジオ・ミュージシャンとして活動していた、ジャズ・ピアノ&キーボード奏者リチャード・ティー(Richard Tee)、ジャズ・ギタリスト コーネル・デュプリー(Cornell Dupree)、エリック・ゲイル(Eric Gale)らが結成していた、後に伝説のジャズ・フュージョンバンドと呼ばれた「スタッフ(Stuff)」に参加。このバンドでの革新的なドラム演奏技法により、一躍スティ―ブ・ガッドは世界的な名声・人気を確立します。

そして、ジャズ以外のジャンルの多くの各ジャンルでも、数多くのトップ・アーティストとの共演を重ねます。以下はスティーブが共演したアーティスト達の極く1部の例です。

アレサ・フランクリン(Aretha Franklin)、B・B・キング(BB King)、ドクター・ジョン(Dr.John)、フランク・シナトラ(Frank Sinatra), ポール・マッカートニー(Paul McCartney), ポール・サイモン(Paul Simon), スティーリー・ダン(Steely Dan)、ジョー・コッカー(Joe Cocker,) エリック・クラプトン(Eric Clapton,) ジェームス・テイラー(James Taylor), マンハッタン・トランスファー(The Manhattan Transfer), カーリー・サイモン(Carly Simon), ジョン・ボン・ジョビ(Jon Bon Jovi), ザ・ビージーズ(The Bee Gees), マイケル・マクドナルド(Michael McDonald)

スティ―ブ・ガッドは、これらのアーティストとの共演を通じ、どの様なジャンルでも高度な演奏でアーティストを堅実にサポートするドラマーとしての名声・評価を得て、ジャズ界だけでなく、いろいろなジャンルでドラム演奏をする多くの人達からの尊敬を集める様になります。 そして実際にその一つの現れとして、これらのトップ・アーティスト達と共演を重ねていた1980年代後半の1986年には、アメリカで出版され、世界的にも影響力を持つと言われる有力ドラム専門誌「モダン・ドラマー(Modern Drummer)」の設定する「モダン・ドラマー誌殿堂(The Hall of Fame)」入りを早くも果たしています。

これら様々なジャンルのトップ・アーティスト達との共演を続ける一方で、スティーブは自己がリーダーを務める3つのバンド、「スティ―ブ・ガッド・バンド(Steve Gadd Band)」、「スティ―ブ・ガッド&フレンズ(Steve Gadd&Friends)」、「ガッド・ギャング(Gadd Gang)」の活動を通して、1980年代から現在に至るまで、メイン・ストリームのジャズや、ジャズ・フュージョンのジャンルに主に沿った、自分の目指す音楽を発信する活動も着実に続けており、これらのバンドを率いて再三の訪日公演を含め、世界中をツアーをする他、12枚のアルバムも制作・発表して来ています。

そしてこれらのリーダー・バンドのアルバムの内、、「スティ―ブ・ガッド・バンド(Steve Gadd Band)」の演奏を収録、発表したアルバム「ウエイ・バック・ホーム ローチェスター・ライブ(Way Back Home: Live from Rochester) 」で2016年のグラミー賞にノミネートされ、同じく「スティ―ブ・ガッド・バンド(Steve Gadd Band)」の演奏を収録、発表したアルバム「スティ―ブ・ガッド・バンド(Steve Gadd Bandで2018年グラミー賞ジャズ・器楽部門の受賞を果たします。

スティ―ブ・ガッドはこれら半世紀以上に及ぶ音楽活動を通した功績を称えられ、出身地ニューヨーク州ローチェスター市が制定する「音楽の殿堂(The Hall of Fame Music)」入りをした他、同市に在るスティーブ自身も学んだ全米でも音楽学校の名門の一つ、イーストマン音楽学校から、共演したことも有るジャズ・ピアニスト チック・コリアと共に、名誉音楽博士号を授けられました。

今回ご紹介する「スティーブ・ガッド & フレンズ ライヴ・アット ボスSteve Gadd and Friends Live at Voce)」は、スティーブ・ガッドが率いて来た3つのバンドの一つ、「スティ―ブ・ガッド&フレンズ(Steve Gadd&Friends)」の、ボス(Voce)と言うライブ・ハウスでの演奏をライブ収録し、2010年に発表したもので、メンバーは現代ジャズ・オルガン界の代表的奏者の一人、ジョイ・デフランチェスコ(Joey DeFrancesco)を始め、実力派アーティストが参加しており、スティ―ブの高度なドラム演奏をより際立ったものにしています。


無題



Steve Gadd and Friends Live at Voce


スティーブ・ガッド & フレンズ ライヴ・アット ボス


Steve Gadd


スティーブ・ガッド


このアルバムでは、ジャズ・オルガン界の代表的奏者で、ジャズ・トランペットも演奏し、ヴォーカルもこなす多彩なジャズ・アーティスト ジョイ・デフランチェスコ(Joey DeFrancesco)や、ジャズ・サクソフォン奏者として多くの有力ジャズ・アーティストと共演を重ねているロニー・キューバ(Ronnie Cuber)、そして人気シンガー・ソングライターの一人、エディ・ブリッケル(Edie Brickell)等、実力派アーティストばかりが参加しています。

収録曲も多彩で、最近ノーベル文学賞も受賞した全米を代表するシンガー・ソングライター ボブ・ディラン(Bob Dylan)作曲の「川の流れを見つめて(Watching The River Flow )」や、伝説のジャズ・フュージョンバンド ザ・クルセイダーズ(The Crusaders)のサクソフォン奏者ウイルトン・フェルダー(Wilton Felder)作曲の「ウエイ・バック・ホーム(Way Back Home)」そして 「アンデサイディッド(Undecided)」、「バイ・バイ・ブラックバード(Bye Bye Blackbird)」、「我が心のジョージア(Georgia On My Mind)」等のスタンダード曲等が収録されています。


BarBarBar音楽院は、長年ジャズの街横浜で現役一流ジャズ・アーティストの講師陣によるレッスンを提供して参りましたが、今当院でジャズ・ドラムを始め、ジャズ・サクソフォン、ジャズ・ピアノ、ジャズ・ギター、ジャズ・ベース等のレッスンを受けている方、そしてこれから当院でこれらの楽器のレッスンを受けようと思っていらっしゃる方にも、このアルバムは現代ジャズ界のトップ・アーテイストによるジャズ・スタンダード曲等の演奏が収録されていますので、ご参考用に是非お薦めしたいと思います。


< 収録曲リスト>

  1. Watching The River Flow

  2. Way Back Home

  3. Undecided

  4. Bye Bye Blackbird

  5. Them Changes

  6. Georgia On My Mind

  7. Back At The Chicken Shack

  8. Sister Sadie

  9. Here I Am Now

  10. Down


 

 

 

 

 
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